旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

やっと見る気に

『刑事フォイル』が終わって、次はモースさんだろうと楽しみにしていました。ところがアガサ・クリスティーの三作品を挟んで始まったのは『刑事ルーサー』でした。
猟奇殺人を捜査する刑事と聞いて、今回は遠慮しようと思いました。その手のものは苦手です。でもいつも期待を裏切らないイギリスの刑事ものですから、とりあえず一作はと見ることにしました。
冒頭から「まいったなー」でした。この刑事自身、問題が多い人みたいだ。
ルーサーは独特な推理と調査で犯人を特定しました。しかし彼は逮捕しません。それだけでなく、証拠の品を犯人に渡してしまうのです。すっきりしない終わり方でした。
三回目の「いけにえの子羊」は残忍な殺害描写に目を背けたくなりました。が、アリス・モーガンが気になり、最後まで見てしまいました。アリスは第一話の犯人です。
先週の「バンの運転手」で彼女はまた人を殺しました。その男が生きていると、ルーサー警部の立場が悪くなるからです。
アリスは天才少女ですが、やっていることは駄々っ子と同じです。そこに魅力を感じるとまではいきませんが、彼女のこれからを見続けることにしました。