旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

「紅天女」

ガラスの仮面』をテーマにした三本立の夢を見ました。
柳家三三さんと『ガラスの仮面』の話で盛り上がりました。「『ガラスの仮面』で新作を作ろうとしている二ツ目がいるんですよ」というので、その人を紹介してもらいました。
二ツ目さんから「『ガラスの仮面』だと噺が長くなってしまうので、「紅天女」に絞ることにしました。「紅天女」には元となる古い絵巻があるのですがご存じですか」といわれ、絵巻が展示されている美術館を教えてもらいました。
その美術館は校倉造り風というか、いかにもベタな建物で、収蔵品は「紅天女」絵巻しかありません。館長が直に解説してくれました。「古い絵巻なのであちこち修復されています。修復のたびに書き替えもしていて、元の絵巻とはだいぶ違ったものになってしまいました」そうです。館長は贋作絵画の研究家でもあり、贋作の必要性を熱く語ってくれました。
長い夢でした。その分『ガラスの仮面』と「紅天女」についてじっくりと考えることができました。これで『ガラスの仮面』から卒業できそうです。