旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

志ん生のサゲ

いくつかの古今亭志ん生の言葉遣いを知りたくなり、レコードで肉声を聞きながら調べるのがいいのでしょうが時間がかかりますので、書物となったものにあたることにしました。私が持っているのは飯島友治編『古典落語 志ん生集』と小島貞二編『志ん生の噺』の二種六冊で、どちらもちくま文庫版です。
調べものはすぐにすみましたが、手が本から離れません。特に後者には音声で聞いたことのない噺が多く収められていて、後を引くのです。このように語ったんだろうなと想像しながら読んでいると、思わず笑ってしまうことしきりです。
その中にサゲを変えているものがいくつかありました。志ん生が演じていた頃でも、元のサゲがわかりにくくなっていたのでしょう。