旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

実朝・後鳥羽・新古今

大河ドラマの影響であの時代の歴史書を読み始めたところ、私が知っていることとだいぶ違い、最近の本で鎌倉時代から学び直しています。
取り分け驚いたのは源実朝の政治家としての評価でした。すぐれた統治者であったようです。私の実朝像は、太宰治の小説と文芸評論に依って作られた半世紀前のもので、それが崩れ落ちていくのに快哉を叫びたくなりました。
それとともに後鳥羽上皇の評価も変わりました。次いで『新古今和歌集』が読みたくなりました。
歌集はあまり持っていないのですが『新古今』はあります。何度も挫折しましたが、それが不思議とすっと読めます。後鳥羽嫌いが枷になっていたのでしょうか。
実朝の和歌が下手だという評価は、今でも変わりません。