2014年にリリースされたブルース・スプリングスティーンのアルバム " High Hops" の国内盤にはすばらしいおまけが付いていました。初回限定なのですが、2013年のロンドン公演を収録したDVDで、なんと "Born in the U.S.A." の全曲が再現されているのです。もちろんバックはEストリート・バンドで、亡くなったバンドのメンバー、クラレンス・クレモンズの甥のジェイク・クレモンズのサックスもたっぷりと聞けます。
久しぶりにそのDVDを見ました。歌われているのはアメリカの貧しい青少年たちの暮らしで、40年後の異国に住む私に、今でもぐさりと突き刺さってきます。もしかしたら彼らの多くは今、ドナルド・トランプに投票しようとしているのかもしれません。
スプリングスティーンは今年、Eストリート・バンドとともにアルバムを作りました。"Letter to You" です。