旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

ジュール・ミシュレ『フランス革命史』

ジュール・ミシュレの『フランス革命史』の抄訳版が中央公論社の『世界の名著』に収められていることは知っていましたが、入手できませんでした。その中公文庫版をみつけました。というわけで、今年の本の買い納めは藤代泰三『キリスト教史』、鎌田茂雄『朝鮮仏教史』ではなく、桑原武夫多田道太郎・樋口謹一共訳のこの本となりました。読み納めもこれかな。
来年はフランス革命以後の世界史を学ぼうと考えていました。そんな計画はいつも挫折してしまうのですが、その前にミシュレの『フランス革命史』を読んでおけば、意志の弱い私でもうまくいくような気がします。
私の中・高校生時代には、どこの町の本屋にも中央公論社の青い『日本の文学』、赤い『世界の文学』と海老茶の『世界の名著』が並んでいました。それを揃え熟読していれば、しっかりした読書の土台が作れたのでしょう。