しょっちゅう聞いているわけでもなく、聞き込んで細部まで覚えているのでもない曲が、急に聞きたくなることがあります。昨日のバッハの『パルティータ』がそうでした。
アンドラーシュ・シフがECMに録音した演奏が好きですが、これはCDしかなく、この頃LPレコードばかり聞いているので気が向きません。そうなると選択肢はありません。グレン・グールドです。唸り声が苦手なんだけどね。(唸り声全般が嫌いなわけではないのです。モンクと菊地プーさんは許せるけど、キース・ジャレットは駄目です。)
グールドの演奏は1957年から1963年にかけて録音されました。最初に録音したのは第6番ホ短調です。全7曲、いい曲ばかりですもんね。
以前は途中で飽きてしまったのですが、夢中で聞き通してしまいました。