旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

田山花袋と松岡國男

Kindle版『書楼弔堂 炎昼』(京極夏彦著/集英社)を読み始めました。語り手は若い女性に変わりました。彼女は田山花袋と柳田となる前の松岡國男のなかよし詩人コンビに「書楼弔堂」への道を尋ねられ、自身は入ったことのなかったその店に彼らを案内します。
大塚英志原作、中島千春漫画の『恋する民俗学者』(KADOKAWA)は今春、買うか買うまいか迷った本です。第1巻は柳田國男編、第2巻は田山花袋編になっています。結局買わなかったのですが、その理由はあまりにも大部なことと(2冊でなんと1,500頁になります)、この方向に行ったら帰ってこられないことが自明だったからです。70歳近くになると、何かと制約があるものです。
今は京極夏彦がこの二人をどう描くのか、楽しみにしながら読むことにします。