旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

斎藤緑雨

年の初めにおおざっぱな読書計画を立てていたのですが、やめることにしました。計画通りにいったためしがないからです。それと、読んでいる本から次の本が導かれるという読み方が、楽しくて有意義なことに気づいたからです。
書棚に入りきらない本は天袋に入れてあります。そこには全集とか叢書とか、ひとまとまりのものを収めるようにしています。その中から斎藤緑雨の本を選び出しました。理由はありません。手がそこに伸びたのです。
緑雨、斎藤賢(さいとうまさる)の文章はあまり読んでいません。彼は坪内祐三のいう「慶応三年生まれ七人の旋毛曲り」の一人です。一番後ろ向きな人だったと私は理解しています。
緑雨の作品が私をどんな本と結びつけてくれるのか、興味津々です。