旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

修理完了

仕事の夢は嫌なものがほとんどなのですが、それを楽しんでいる夢を見ました。たぶん私にはまったく縁のなかった仕事内容だったからでしょう。
何の計測器かわからないのですが、若い社員を二人連れ、修理に行くことになりました。古く大きな工場には誰もいません。作業は人を排除してやるような危険なものではありません。休業日なのでしょう。
だいぶ前に私自身が設計した機械ですから、隅々まで手に取るように知っています。各部の役割を社員に説明し、修理のやり方を教えました。途中、開発の苦労話をこれでもかと盛り込みました。嫌われる老人の典型です。
実は自分で修理してしまいたかったのですが、じっと我慢して見ていると、私にはもうそんな作業が無理であることがわかりました。目も指先も追いついていけません。順調に修理を終え、通電し動作を確認しました。修理完了です。すぐに会社に帰ればいいのですが、なんだか名残惜しくて、古い計測器に見入っていました。