旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

セルバンテスとシェイクスピア

『ドン・キホーテ』前篇のミコミコン大国の王女ミコミコーナ姫ことドロテーアのエピソードも終りに近づきました。途中には『愚かな物好きの話』という小説が挟み込まれています。「二人の親友」の愚かさとラマンチャ村の郷士のそれを、どうしても比べてしまいます。
一昨日BSプレミアムで『恋におちたシェイクスピア』を見ていて、シェイクスピアセルバンテスの同時代人であったことを思いだしました。『リア王』が上演された1605年は『ドン・キホーテ』が上梓された年でもあります。『ドン・キホーテ』の英語訳は1612年に出たそうですから、読書家のシェイクスピアは手にしたかもしれません。が、シェイクスピアの最後の作品『あらし』の上演は前年でしたから、その影響を窺い知ることはできません。
シェイクスピアを、元ネタを調べながら読んでみたいけど、今は無理だな。