旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

三人のドラム奏者

日野元彦、森山威男、富樫雅彦の三人がこの順で夢に現れ、無伴奏でソロを聞かせてくれました。どれもタムタムだけを使った、派手さはありませんが緻密な演奏でした。
私が初めて聞いたジャズのドラム奏者は森山威男です。高校生の時で、場所は新宿の「タロー」でした。まだ山下洋輔トリオを知りませんでしたので、連れて行ってくれたジャズにくわしい友人が名前を教えてくれました。ジャズミュージシャンといえば痩せていて長髪と思い込んでいた私は、坊主頭で大柄な彼の風貌にびっくりしました。演奏が始まると、耳を聾するような大音量にそれ以上驚きました。不思議だったのはセカンドセットでは彼が抜け、凡庸な奏者に変わったことです。森山以外のメンバーが誰であったのかは覚えていません。