船と筏で南太平洋を漂う夢を見ました。
古いけれど大きな船で漂流していたのですが、食事がおいしかったり、船内でイベントがあったりで、ここはテーマパークなのだと気づきました。ですから、風雨で船が揺れてもすぐにおさまってしまうのです。つまんない。
そのうちに、小舟を数艘廻りに縛り付けた筏が見えてきました。これこそ本物だと、船員と交渉しゴムボートで筏に移りました。
筏にはいろいろな国の人が乗っていました。ブロークンな英語が共通語となっているようで、ネイティヴと思われる人もそんな言葉を話しています。食事は釣った魚だけで、雨が降ればびしょびしょになりますが、全員がそれを楽しんでいました。私が乗っていた大型船に、誰も助けを求めなかったことも不思議です。
暗くなると、たいまつをともしてパーティーが始まります。傷んだフィドルやギター、打楽器を取り出し、それぞれの国の音楽を披露するのです。新参者の私も歌うよう促されました。少女からギターを借り、なんと「好きになった人」を歌ったのですが、悪くはない出来でした。そんな私に何人もが歌やギターの奏法を教えてくれました。楽しい旅はそうは続かず、陸地に近づくと解散となりました。
中学1年生のときに見たヘイリー・ミルズの映画『難破船』を思い出しました。ミルズの歌う主題歌のドーナツ盤も買ったんだよな(彼女の大ファンでした)。