嫌な夢を見たので、満洲関連の本を読むのは先延ばしにしました。そう決めると、シェイクスピアの喜劇が読みたくなりました。
ラム姉弟の『シェイクスピア物語』を読んだのは中学一年の時でした。学校の図書室にあった本で、とてもおもしろく、すぐに河出書房の濃いグリーンの箱に入った『世界文学全集』第一巻のシェイクスピア集を買いました。収録されていたのは悲劇四作でした。今手許にあるシェイクスピアの本は、福田恆存訳の新潮文庫だけです。
『お気に召すまま』『あらし』と読み進めています。『あらし』は私が唯一見たシェイクスピア劇です。蜷川幸雄の演出でした。大好きな『夏の夜の夢』は最後にとっておきます。これ読むと『ガラスの仮面』が読みたくなるんだよな。