そんな商売はなく、「焚き上げ」の意味も本来と違っているのですが、気に入ったのでこれでいっちゃいます。
小さな町の役場に勤めている夢を見ました。最近こんな相談が増えました。
お札やお守りは神社で焼いてもらっているが、それ以外にも、人形とか古い手紙や写真など、ゴミとして捨てるのを躊躇してしまうものがある。これらを町でなんとかしてもらえないだろうか。
会議で「どんど焼き」みたいなことをやりませんかと提案しました。河原にそのようなものを持ってきてもらい、それを焼くのです。費用は無料です。
全員一致でやることになり、チラシを配布するとたくさんの問い合わせがありました。町内のお不動さんからは護摩を焚く火を口火として提供したいという申し出もありました。宗教行事としてやるのではないので、問題はないでしょう。それに、それも評判になりました。
当日、実にたくさんのゴミが集まりました。人形だけでも大変です。ほとんど和人形ですが、日清・日露戦争時の兵隊の人形、仏像や異教の神神らしきもの等等です。写真や文書は見ないことにしました。それらを組み上げ、藁で囲み、予定通りに焚き上げが始まりました。