旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

訂正 見合ではありません

昨日、津田と延子は見合で結婚したと書きましたが間違いでした。京都の実家に帰った延子が父の使いで、津田の父に本を返しに行き、たまたま来ていた津田と出会ったのでした。
ミス以外にもこんな『明暗』の読み方はないと言われそうですが、私自身もこんな風に読むのは初めてのことなのです。昨年の『道草』から、今までの読み方から離れて漱石の小説が読めるようになりました。意図したことではありません。年齢のせいで、それまでの感想などがすっぽりと抜け落ちてしまったのかもしれません。
これから何冊漱石を読めるかわかりませんが、漱石論は手にせず、テキストだけを読むことにします。