旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

鶴見良行

鶴見良行著作集9 ナマコ』(みすず書房/1999年)を読んでいます。
初めて読んだ鶴見の著作は、この本にも収められている『ナマコの眼(まなこ)』(筑摩書房/1990年)でした。新聞の書評で絶賛されていたので手にしたのです。数年後に再読しましたが、前と同じで、よくわからないのだがいつかは理解したいという感想は変わりませんでした。
みすず書房の鶴見の著作集は4冊手許にありますが、どれも古本屋で買ったものです。隅までは読んでいません。でもそのおかげで、やっと『ナマコの眼』に書かれたことがぼんやりとわかってきました。あの方法は現在も使えるのかと考えると、悲観的にならざるを得ません。