昨日、新型コロナワクチンの二回目の接種をしました。前回同様、注射自体の痛みはほとんどありません。
免疫ができるのは二週間後だそうですが、これで一安心です。今日は散歩も休んで、家でじっとしていることにします。
朝の香り
古井由吉に『夜の香り』という小説があります。40年ほど前に一度読んだきりなので内容はほとんど忘れていますが、ここに書かれている「夜の香り」は、言葉から連想されるような、たとえば花や香水の香りのようなロマンチックなものではありません。天麩羅を揚げる匂いなのです。夜、ある民家の前を通るたびにその香りがするというのです。
この時期の散歩は早朝に限ります。今朝も新しいイヤホンを耳に挿して、自作のプレイリスト「吉田拓郎singles」を聞きながら歩いてきました。
あちこちでオシロイバナの香りがしました。好きだな。パンを焼く匂いもしました。このへんにパン屋さんてあったっけ?そういえば子供の頃のラジオ体操の会場は豆腐屋の前で、毎朝おからの匂いがしていたな。
町に流れる香りはその町毎に違い、また季節や時代によっても変わっていくものなのですね。
ミンミンゼミがやって来た
ベランダでガサゴソ音がしました。「鳥かな」と見てみるとミンミンゼミでした。
アブラゼミはたまにやって来ますが、ミンミンははじめてです。鳴かないので雌かもしれません。
しばし滞在してもらいたくて、そっとしておきましたが、すぐにお帰りになってしまいました。お茶でも出せばよかったのかな。