旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

スイセン

近くの公園に、ニホンスイセンが一群れ咲いていました。40年ほど前、家に中年の女性がスイセンを売りに来たことがあります。籠の中にはラッパスイセンが隙間なく入っていて、ほとんど売れていないようでした。私も買わなかったのですが、後でそれを悔やみま…

ものを買わなくなりました

働いていた頃は服を買うのが好きでした。でも今年は処分した服は多かったのに、買ったのは散歩用のベスト2枚だけです。音関係のハードはUSB DACの買い替えのみ。購入したCDは4組で、うち2組はバッハの『マタイ受難曲』です。本だけはまあまあ買いました。小…

クラシック・ブルーズ

1920年代に女性シンガーたちが歌ったブルーズは「クラシック・ブルーズ」と呼ばれています。この頃、それを聞いています。と言ってもメイミー・スミス、マ・レイニーとベッシー・スミスの音源だけしか持っていません。私がはじめて聞いたブルーズは「カント…

ジンチョウゲが咲きそうです

ジンチョウゲは春の花です。今年の春先にジンチョウゲの鉢植えを買いました。なじんだ種類ではなく、花の香りも薄い気がしました。そのジンチョウゲが冬なのに蕾をつけました。鉢植えの花木は、地面に植えられたものと違ってしまうのかもしれません。我が家…

静岡おでんを食べました

テレビの旅行番組で見て、一度は食べてみたかった静岡おでんを「お取り寄せ」しました。濃い色の煮汁と、出汁粉をかけて食べるのが特徴です。届いた練り物に大根と蒟蒻を加えました。煮汁はこくがあり、しょっぱくはありません。練り物は東京のおでん種より…

モノクロームの夢

見る夢はいつもカラーです。音はもちろん、音楽や匂いが付いていることもあります。ところが昨夜、モノクロームの夢を見ました。オープニングは現在で、私は誰かにRAWの現像ソフトの使い方を教えていました(私がRAWで撮影することはまずありません)。銀塩…

ジュール・ミシュレ『フランス革命史』

ジュール・ミシュレの『フランス革命史』の抄訳版が中央公論社の『世界の名著』に収められていることは知っていましたが、入手できませんでした。その中公文庫版をみつけました。というわけで、今年の本の買い納めは藤代泰三『キリスト教史』、鎌田茂雄『朝…

祠の神、その後

8月7日の便りに「祠(ほこら)の神」のことを書きました。祠の神とは柳田國男が名付けた、氏神・鎮守神以外の小さな祠に祀られた神のことです。近所に変わった名前の祠があり、たぶんそのようなものを指しているのだろうが、見に行くかどうか決めかねている…

本の買い納め

講談社学術文庫を2冊買いました。藤代泰三著『キリスト教史』と鎌田茂雄著『朝鮮仏教史』です。聖書やキリスト教に関する本はだいぶ持っていますが、キリスト教の歴史についての本ははじめてです。朝鮮仏教史は類書があまりないようで、これもまたはじめての…

冬至富士

冬至の富士山です。このところ、夕焼けのきれいな日に限って山頂と雲が重なり、富士山のシルエットがきれいに浮かんできません。昨日はそれがなく、オレンジ色のグラデーションもきれいでした。

木星と土星

夜空に明るい星を二つ、見るようになりました。一つは金星と思いましたが、明るさや見える位置が違うようです。それらが木星と土星であることを知りました。大接近しているそうです。子供の頃、星に関心があり、天体望遠鏡を買ってもらったことがありました…

あの本、買いました

先日、山川出版社の『世界歴史大系』を読んでみたいと書きました。とりあえず3冊購入しました。アメリカ史(全2巻)とドイツ史(1890年-現代)です。どれも600頁ほどで持ち重りがします。昭和によくあった造本で、思わず「これぞ本」と頬ずりをしたくなりま…

同じテーマの本を

本はいつも数冊読んでいます。気の向くままに読んでいるのですが、ひとつだけ決めていたことがあります。同じテーマの本は避ける、です。混乱してしまいそうだからです。それを無視して、今2冊の本を読んでいます。幸い、ごちゃ混ぜにはなっていないようです…

髪型

20年近く同じ床屋に行っています。散髪は月に1回、長くもなく短くもなく、左側で分けていますが分け目ははっきりとしていません。そんな髪型を夏頃に少し変えました。ほとんど白髪なのですが、後ろの方にやや黒い毛が残っています。髪は細く、癖はありません…

冬の花火

昨日の午後5時過ぎ、北東の方向に打ち上げ花火を見ました。輪はそれほど大きくありませんが、色は多彩でした。不思議なのは、高さがどれも同じくらいだったことです。また、音は聞こえたような、聞こえなかったような。数十発が続けざまに打ち上げられ、短時…

キッチンカー

散歩でキッチンカーを見ることがあります。ワーゲンのバンで、昼前に店開きをしています。そちら側を歩いたことがなく、どんなものを売っているのかはわかりません。秋口からその車を見かけなくなりました。COVID-19のせいで営業をやめたのかな、お客さんが…

壁に掛けてあるもの

写真は私の部屋の壁です。左はサム・フランシスのリトグラフです。1969年の作品でタイトルは「A Sail」。右側は気分によって掛け替えますが、今日から武満徹のオートグラフにしました。五線譜に「せめて / この人間(ひと)と樹の / 限りある一刻(ひととき…

こっちならいいかな

山川出版社の『世界各国史』を、買おうかと迷いながら、書店で何度も立ち読みしたことがあります。結局、物足りなくて一冊も買いませんでした。同社から『世界歴史大系』というシリーズが出ていたことを今頃になって知りました。中国史などは五巻もあります…

ノボタン一輪

ノボタンは数日で散ってしまいますが、写真の花は半月ほど咲いています。ドライフラワーになって数ヶ月も枝にしがみついている花はたまに見かけます。でもこれはそうでないようで、色があせ、オシベも落ちてしまいました。まだ蕾はいくつかあるのですが、な…

おもちゃのチラシ

新聞の折り込みチラシの中におもちゃのそれがありました。子供たちが小さかった頃、クリスマスプレゼントを選ぶために目を通していました。それだけでなく、おもちゃのチラシは大人にとっても楽しいものです。シルバニアファミリーはまだあるんだ。おやっ、…

アオサギを見ました

散歩していたらアオサギに出会いました。アオサギは数回見たことがあります。でも遠くからでした。今回は川ではなく、狭い農業用水路にいましたので、近距離から見ることができました。やや羽を広げた姿には威厳がありました。

ボクシング (3/3)

四十代の頃、元プロボクサーと親しくなりました。なじみの居酒屋で偶然隣り合わせになったのがきっかけです。その時は雑談だけで、ボクシングの話はしませんでした。それから、私が飲んでいると彼が隣に座るようになりました。彼は世界戦に挑んだこともある…

ボクシング (2/3)

二十代の頃、集金に伺う取引先で本業とは別にボクシングジムを経営している会社があり、所属選手が出場する興行があるとチケットをくれました。勤務先では私が使うことを許可してくれましたので、いただくたびに後楽園ホールに足を運びました。だいたいがリ…

ボクシング (1/3)

中学校の同級生の兄がボクシングの東洋チャンピオンでした。ファイティング原田や海老原博幸が英雄の時代でしたが、彼は兄のことを語ることがなく、私も別の同級生から「そうらしいよ」と聞いたのです。彼に尋ねると肯定しました。でも、あまりそのことにつ…

イラン・パペ『パレスチナの民族浄化』

イスラエルについては日本人による一般書数冊しか読んでいませんが、私の知りたいことが書かれていません。いい本がないかと探してイラン・パペの『パレスチナの民族浄化 - イスラエル建国の暴力』(法政大学出版局)をみつけました。イラン・パペはイスラ…

カメの冬眠

散歩コースにある沼にはカメが生息し、甲羅干しする数の多さには驚かされたものです。それがすっかり見られなくなりました。すわ、環境が悪化し死に絶えてしまったのではないか。無知な私は心配になりました。カメって冬眠するんですね。春にはまた会えます。

リンゴが届いた

冬のお楽しみ、リンゴが届きました。毎年、岩手県奥州市のJA江刺に注文しているリンゴで、サンふじとシナノゴールドの組み合わせです。サンふじは足が早く、すぐに食べなければなりません。今年も蜜がたっぷりでした。一方シナノゴールドは日持ちがします。…

火鉢が欲しい

寒くなってきました。この冬になってはじめて、手袋をはめコートを着て外出しました。手の指の冷えは相変わらずで、家の中でも手袋をしたくなります。お湯で温めてもそのときだけで、対策は思いつきません。火鉢が欲しいなぁ。お餅も焼けるし、鉄瓶のちんち…

寺田寅彦『柿の種』

北野勇作氏のツイッターがきっかけで寺田寅彦の『柿の種』(岩波文庫)を読み返しています。北野氏は『柿の種』のようなことがやりたくて「ほぼ百字小説」を始めたそうです。『柿の種』は松根東洋城の主宰する俳句雑誌『渋柿』の巻頭に書いた文章を集めたも…

読点

文を書いていて、一番悩むのは読点(とうてん)の打ち方です。ことばについては、自分の中でこなれたものだけを使うことにしていますので、すっと選べます。文節ごとに読点を打つとか、決まりを作ればいいのでしょうが、それにはなじめません。また、紙に書…