旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

『プロヴァンスの休日』

BSプレミアムジャン・レノ主演の映画『プロヴァンスの休日』を見ました。
金曜日は西部劇のはずなのにどうしたんだろうと思い、見ることにしました。ゆる~いタイトルで、そんなことでもなければ見る気にはならなかったでしょう。内容もまったく知らず、ジャン・レノが出てきたのには驚いてしまいました。
田舎での子供たちのひと夏の思い出、冒頭を見てそんな映画だろうと想像しましたが、わずかにかすった程度でした。アルコール依存症で老いた農夫の祖父は、しっかりと「ジャン・レノ」をやっていましたし。
祖父母は若い頃、世界中をバイクで旅行していました。ウッドストックのあのコンサートも見たとか。その時代の仲間たちが当時のファッションで集まってくる場面には泣けました。彼、彼女らがギターで歌うシーンは、きっとボブ・ディランの曲はこんな風に世界中で歌われているのだろうと感じさせてくれました。
いい映画でした。ちょいワルお兄さんはいましたが、悪人は出てきません。そんな映画やドラマが今は好きです。

給付金

日野市から物価高騰対応重点支援給付金なるものの案内が届きました。調整給付額算出方法を見ると、私への給付金は最低金額であるようです。喜べばいいのか、悲しむべきなのか。
ただ、確認書の提出がネットでできると謳っていながら、スマホじゃなきゃダメというのには腹が立ちます。コンビニで添付書類のコピーを取り、家に戻り封筒に入れ、投函に行く。貧乏人は足を使えということなのかな。

稲妻一本

昨日の昼頃、関東地方の各地で突風と雨による被害がありました。私の住む日野市でも、短時間でしたが、激しい雷雨が降りました。
ベランダから南西方向に見える丘陵が急に白く霞み、風が吹いてきました。雨がざっと降り、暗くなると、遠くで聞こえていた雷鳴がどんどん大きくなっていきました。発光後、間髪を入れずに落ちる雷もあります。停電を覚悟しました。
ジグザグと空を走る稲光は一度しか見えませんでした。枝分かれしない、太い雷でした。

足が衰えたので

なかなか決断のできない先延ばし狸の私が、新聞で見た階段昇降をすぐ始めたのは、足の衰えを実感したからです。
昨年、病気になるまでは早朝に散歩を続けていていました。足腰の衰えを防ぐためとはいっても、衰えを感じたことはありませんでした。腹部の痛み、三度の入院で散歩ができなくなりました。体重もぐっと減り、太かった足も情けないほど細くなりました。それでも、衰えを意識したのは最近です。立ち上がり、一歩を踏み出すのが、痛みはないのですが、なんだかうまくいかないのです。それが続き、足が衰えてきたのだと自覚しました。放っておいたら、すぐに杖が必要になるでしょう。Hurry up!
三日目の今日は、ご近所一回りを加えてみました。無理はしないで、季節や天候に合わせた軽い運動にしていこうと思います。

階段昇降、二日目

階段昇降を始めました。昨日は降りるだけでしたが、二日目の今日は往復しました。
降りるときには踵にかなりの衝撃があります。「骨トレ」に効果があるという踵落としをしているようです。昇りでは息が切れます。これならいい運動になっているのでしょう。
雨でもできるし、費用もかからないしね(やっぱりそっちか、ドケチ狸め)。

藤原道長の「望月計画」

大河ドラマ『光る君へ』は見ていませんが、橋本治著『権力の日本人 双調平家物語ノートⅠ』(講談社/2006年)を読み返しています。この本は平家の興亡から始まります。そしてそこから時代をどんどん遡り、なぜそこに権力があるのかを考察します。お題の「望月計画(プラン)」は橋本の造語です。
昨日の放送では皇后定子が亡くなったとのこと。これで二后併立状態ではなくなりました。一条天皇は定子の後を追うかのように亡くなり、三条天皇が即位します。36歳の三条天皇にはすでに18歳の息子がいるのですが、道長は次女を中宮にし、再び二后併立状態となるのです。それでいて(それだからでしょうか)、道長三条天皇の関白になるようにとの要請は拒否します。
道長は四代の后まで独占しました。が、満ちた月は欠けるもの。彼の死後ほどなくして摂関家は衰え、院政の時代となります。

除湿で十分

根っからのケチなもんで、エアコンはあまり使わなかったのですが、熱中症で倒れてからは変わりました。といっても除湿運転がほとんどです。これはケチのせいではなく、老人には最適だからです。
暑くていいこともあります。一日中家にいても、後ろめたさを感じずにすむことです。エアコンを入れて畳の上でゴロゴロ、怠け者冥利に尽きます。