旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

田川建三『キリスト教思想への招待』

先日亡くなった田川建三の『キリスト教思想への招待』(勁草書房/2010年 第6刷)を読みました。何度読んでも第三章「彼らは何から救われたのか」には驚かされます。
田川は「一切の宗教から解放さ」れたと書きます。この本には「原罪」という言葉は一度も出てきません。

なぜ「幸せ」なのか

7月6日の便りに「二月ほど前から、自分は幸せだと思うようになりました」と書きました。いきなりステージ4の癌と宣告され、そうとでも思わないと生きていけないといった、自分を守るために作り出した感情ではありません。
妻と二人の娘が心から私を支えてくれていると感じたからです。私はいい夫ではなく、いい父でもありませんでした。女性蔑視もありました。それでも、今彼女たちは私を励まし、慰めてくれるのです。これほどの幸せはありません。

抗癌剤治療

抗癌剤治療は、体に負担が大きいのと効果の不確かさから、受けるつもりがありませんでした。しかし骨癌の痛みがあまりにも強く、鎮痛剤でなんとか抑えていますが、私の望む生活が送れないので受け入れることにしました。全十回の治療となります。

骨癌

先月のはじめから背中が痛むようになりました。体が痛むことはよくあり、さほど気にしませんでした。ところが痛みは激しくなるばかりで、眠れない夜もあります。
8月の診察でCT検査を受け、骨癌がひろがっていることがわかりました。

セカンドオピニオン

セカンドオピニオンは、一度は考えましたが、受けていません。癌とわかったときに、原発部位がステージ4であちこちに転移していたことと、体力の問題からです。
通院している大学病院には車で15分しかかかりませんが、他の病院に行くにはいくつかの交通機関を利用しなければなりません。それは無理なことでした。