旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

素人鰻の幇間腹

梅雨が明けたということですが、まだ夏の陽射しはやってきません。 でも土用なんだからと、事務所のメンバーとお昼に鰻を食べてきました。行ったお店は八王子市小宮町の「高瀬」。お手軽な価格でおいしい鰻が食べられます。交通の便にやや問題はありますが、…

花火の競演

昨夜は立川の昭和記念公園と八王子の富士森公園、二カ所の花火大会を旭亭から楽しむことができました。 しかし生憎の曇り空で、花火の色はくすんでいました。 昨日は昼頃から立川に行っていたのですが、花火大会のせいか浴衣を着た若い男女を何人も見かけま…

ジュリーとフレットレスベース

今日の東京は久しぶりに朝から晴天で、これもまた久しぶりにウォーキングをしてきました。 今日の音楽の道連れは沢田研二のベストアルバム「Royal Straight Flush 2」です。全12曲で1曲目は「ス・ト・リ・ッ・パー」、最後に大好きな「コバルトの季節の中…

木の話

何度も書いていることですが旭亭に越してきて5年がたちました。先日もガスレンジが壊れたり、浴室とトイレの換気扇が止まらなくなったりして、あちこちケアが必要となってきました。 そんな中、今度は浴室のプラスチックの椅子が割れてしまいました。お尻を…

文楽の「夢の酒」

この季節に聞くのがぴったりな落語に「夢の酒」があります。先代桂文楽の数少ないレパートリーのひとつで、私は文楽以外でこの噺をきいたことがありません。 梅雨がまだ明けやらぬ昼下がりの寄席で、古今亭志ん朝が語るこの噺を聞いてみたかったのですが、か…

【橋場噺】 両国の花火大会

29日は隅田川の花火大会ですが私は行ったことがありません。 両国の川開きの花火大会は橋場の家のすぐそばにある白髭橋から見えましたので、何度も見ているはずです。しかしはっきりと記憶に残っているのは、母に抱かれて隅田公園で見たものです。ものすご…

「鬼火」テキストについて(反省文)

7月21日の「旭亭だより」に 「創元推理文庫の『日本探偵小説全集』には本文校訂について書かれていませんので、実際に横溝の表記かどうかは疑問のあるところです。」 と書きましたが、これは誤りでした。 この本の底本には講談社版「横溝正史全集」を使用…

ガスレンジよ、お前もか!

パロマのガス湯沸かし器の事故が問題になっていますが、旭亭の同社製ガスレンジが昨日突然壊れてしまいました。 事の発端は点火装置の作動不良でした。この点火装置は単1電池2本を使用しているものです。電池切れかもしれないとボックスを開けてみたところ…

コント55号は好きだったけれど

萩本欽一茨城ゴールデンゴールズ監督の解散発言撤回は、芸能人が声を大にしたときは信用するな、という法則通りの結末で、格別新味があるものではありませんでした。 ご存じの通りこの法則は吉本隆明の「芸能の論理」からきているものですが、若干ニュアンス…

ひとのblogはなんて楽しいんだろう。

「人気blogランキング」などを参考にいろいろなブログを楽しんでいます。 ランキングの上位に多い芸能界裏情報は興味がないのでパスしていますが、本当にたくさんの面白いブログがあり、感心すること頻りです。 「旭亭だより」は会社のホームページからリン…

と胸をつかれる 其の弐

7月4日の「旭亭だより」でふれました「と胸」の表記ですが、もうひとつ見つけることができました。 昨日読んでいた横溝正史の初期の傑作といわれる「鬼火」に「肚胸を突かれるような気がしました」という表現があったのです。が、この小説が収録されている…

実話 消えた乗客!?

江刺から帰ってきましたが、東北新幹線内で不思議な出来事がありました。 「お呼び出しを申し上げます。○○△△様、お席にお戻りください。 ○○△△様、お連れ様がお捜しですのでお席へお戻りください。」 こんなアナウンスが新幹線の車内に流れました。 トイレで…

江刺に来ています。

ATC江刺工場の裏側には田圃が広がっています。 今年は日照時間が短く、農作物の成長はよくないようですが、青々とした稲を見ているとほっとした気持ちになってきます。 江刺のお米はとってもおいしいのですが、りんごもなかなかの優れものです。収穫量が…

田中釣具店

昨夜はNHK・BSで「わが愛しのキャンディーズ」を楽しみました。スクールメイツ時代やレコード・デビュー以前の映像など、初めて見るものが多く、あっという間の1時間半でした。 私は彼女たちのファンではなかったのですが、好きな曲が多いので今でも2…

小沢昭一の話芸を堪能してきました。

昨日はヤハマホールの「小沢昭一の吉原へ御案内」へ行ってきました。15日から17日まで開催されている「大銀座落語祭」のプログラムのひとつです。 開演は2時、ラジオ番組「小沢昭一の小沢昭一的こころ」のテーマを出囃子にして小沢昭一が登場しました。…

「フラミンゴ」で聞いた Miroslav Vitous

久しぶりにアマゾンでCDを購入しました。新譜は1枚で残りは70年前後に発売されたジャズのCDです。 私がジャズを聞き始めたのは17歳からで、それまでは全く聞いたことがありませんでした。その頃知り合った友人に超のつくジャズ・マニアのM君がいて…

旭亭の狛犬

旭亭の玄関には狛犬が鎮座しています。身の丈五寸の可愛い奴らです。 旭亭に越してきた年に求めたもので、よくシーサーと間違えられますがれっきとした狛犬です。 ほら、ちゃんと阿吽のポーズをとっているでしょ。

ネロ

昨日は夕立があり、梅雨明け宣言こそ出ていませんが今日の東京はすっかり夏模様となりました。 夏になるといつも思い浮かんでくる詩があります。「愛された小さな犬に」という副題を持つ谷川俊太郎の「ネロ」です。 私がこの詩と出会ったのは高校1年のとき…

日野のセントラル・パーク

旭亭の近所の公園は − 勝手に日野のセントラル・パークと名付けていますがリスはいません − 早朝からスポーツをする人でにぎわっています。 まだ暗いうちからウォーキングやジョギングをする人が集まってきて、6時になるとラジオ体操と太極拳のグループの活…

たまにはレコードでも

年に何度か、レコードを聞きたくなることがあります。 レコード・プレーヤーは3年前に買い換えました。 10年以上マイクロ精機のバキューム式ベルトドライブのターンテーブルに、ダイナベクターのアームを載せて使っていました。ところがモータのノイズが…

難しい。

読んだ本や見た映画について書くことは難しいと、昨日の「リンダ・リンダ・リンダ」をアップしたときに感じました。 これじゃこの映画のストーリーも、面白かったところもわかってもらえないだろうな、とがっかりしちゃったのです。でもどのように手を入れた…

リンダ・リンダ・リンダ

昨日はWOWOWで放映された「リンダ・リンダ・リンダ」を録画で見ていました。 ストーリーは単純で、高校の軽音楽部のガールズ・バンドがメンバーの怪我と仲違いを乗り越えて、韓国からの留学生をボーカルに迎え学園祭のライブをなんとか成功させるといったも…

Another Side of Bochan

小林信彦の新刊「うらなり」(ISBN:4163249508)を読みました。 雑誌掲載時の書評を読み、漱石の「坊っちゃん」に出てくる影の薄い英語教師うらなりの「それから」の物語と勝手に考えていました。確かにそういった面もありますが、それよりは小説による「坊っ…

スコッチを飲みながら古いジャズを聞いています。

今日は終日、本を読みながらのんびりと過ごしました。 夕方からは頂きもののスコッチを飲みながら30年代のジャズを聞いています。 スコッチはバレンタインの17年物、厚手のグラスに半分ほど注ぎ同量の常温の水を加えます。ストレートも好きですが最近は…

旅行嫌い

子供のころは人並みに世界一周旅行などを夢見ていましたが、十代の後半には大の旅行嫌いになっていました。 あの頃はちょっとした「旅」ブームでした。 中学時代の友だちだった女の子は憧れていたJTBに就職し、休日を利用して日本国中を旅行していました…

文語文法

小さい頃から学校とは相性が悪く、いまさら大学に社会人入学をしたいとは思わないのですが、ひとつだけ学び直してみたいものがあります。 それは文語文法です。カルチャーセンターなどでやっている古典文学教室ではなく、文語文法をきちんと学びたいのです。…

饒舌な手話

一駅しか乗らない通勤電車ですが、手話を交わしている小学生たちとよく出会います。 お揃いの制服を着た小学3、4年生くらいの4人組で、男女半々です。 テレビで見るニュースの手話と違って、その子たちのそれはとても早口です。ものすごいスピードで腕や…

と胸をつかれる

新聞は朝日と読売を一年交替で購読しています。今は朝日新聞です。 今日の朝刊には丸谷才一のエッセイ「袖のボタン」が載っていました。月一度の連載ものです。 冒頭に谷川俊太郎の詩「ほん」が掲げられ丸谷の感想が述べられていますが、その数行の中に私の…

ウォーキング再開

昨夜、体重計に乗ってびっくりしました。 これはまずいと、右膝の痛みを言いわけにしてさぼっていたウォーキングを再開しました。 旭亭のすぐ近くには野球の出来るグランドやテニスコートのある公園があります。ここの外周は約550メートルあり、格好のウ…

The Tower of Power を聞きながら

普段はお気楽に生きている私ですが、このところ難事をかかえてしまい、天候のせいもあってかすっきりしない気分が続いています。 こんなときは大好きな読書にも身が入りません。ぼっとして文字を眺めているだけです。買ったままの本が増えていきます。 音楽…