旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

あの圓生でさえ

三遊亭圓生は、私が名人と感じた初めての落語家でした。しかし、何故か「さほどでもない」と思うようになり、それが長く続いてきました。 最近、京須偕充さんの本を読むようになり、再び圓生の評価が変わりました。やはり名人、いや大名人でした。 ちくま文…

今の落語家

唐沢俊一氏による「談志絶倒 昭和落語家伝」(立川談志・著/田島謹之助・写真)の書評(「朝日新聞」28日朝刊)を読み、現代の落語家についての疑問がひとつ解けました。唐沢氏はこの本を写真集としてとらえ、次のように書いています。 今の落語家たちは…

台風一過

昨日は台風一過、清々しい秋晴れの一日でした。 出不精の私も晴天に誘われ、チャリンコで近所のカジュアルウエアの店に出かけました。仕事用の服を買うことはよくありますが、普段着を買うのは久しぶりのことです。 休日に天気がいいと、いろいろなことがし…

祇園信仰に囲まれて

川村湊「牛頭天王と蘇民将来伝説」を読んでいます。まだ三分の一くらいのところなので、感想を述べるまでには至っていません。 恥ずかしいことに(まいどのことですが)、私はこの本で初めて<祇園信仰>という言葉を知りました。祇園−舞妓はん−京都−八坂神…

年に一度の便り

不特定の人に宛てて毎日書くのがこの「旭亭だより」ですが、特定の人に、年に一度だけ書く便りがあります。事業報告書です。 株主総会招集のための書類の作成が終わると、事業報告書を書き始めます。招集通知は11月1日に発送するよう心がけていますので、…

新幹線では眠れない。

昨日、都内での仕事があり、昼下がりの中央線特別快速に乗りました。 まだ学生の帰宅時間ではなく、車内は空いていて、すぐに座ることができました。さて、本でも読むことにするか。 ところが、一駅も行かないうちに強烈な睡魔に襲われ、本を閉じました。目…

紅葉はまだ

江刺に行ってきました。 新幹線の車窓から、あちこちで紅葉を見ることができましたので楽しみにしていたのですが、残念ながら江刺ではこれからのようです。 写真は水沢江刺駅のホームから撮ったものです。 旅のお供は話題の本、福岡伸一「生物と無生物のあい…

アガルタ

先日、久しぶりにマイルズ・デイヴィスの「アガルタ」を聞きました。これが聞きたくなるのは、私にとって、気力も体力も充実している証です。 「アガルタ」は1975年の日本公演のライブアルバムですが、一頃は同日に録音された「パンゲア」と合わせて、デイヴ…

データがクラッシュ!

ATCでは創業時からソリマチの会計ソフトを使用しています。会計ソフトにしては重く、いらいらすることもあるのですが、8年も使っていると愛着がわき、ほかのソフトに乗り換える気はしません。ただ、毎年バージョンが変わるのはいいとしても、そのたびに…

決算が終わりました。

ATC第8期の決算が終わりました。 納税のために資金繰りに苦労しそうですが、これは喜ばしいことです。それに、創業時に割賦販売で購入した製造設備の支払いが終わり、差入保証金が返金されましたから、今までよりは資金繰りがだいぶ楽になりました。 今…

第二回【江刺寄席】を終えて

【江刺寄席】終了後、何人もの方から「ことしの寄席はよかったですね」と声をかけられました。また、終演後の打ち上げ会でも出演者のおひとりから「これだけの番組はなかなかできませんよ」と言われました。実は席亭の私もそう思っています。 それは、今回の…

【江刺寄席】三遊亭歌武蔵

本日の主任、三遊亭歌武蔵師匠の登場です。 大柄です。威圧感があります。 軽い駄洒落をふってから、自己紹介になっていない奇妙な自己紹介が始まりました。「以上、自己紹介でした」と言われたお客さまは、一瞬狐につままれたようになり、その後に大爆笑が…

【江刺寄席】鏡味仙三郎社中

仲入りの後は、太神楽曲芸の鏡味仙三郎・仙志郎さんの登場です。 実は私、太神楽が大好きなのです。マジックも楽しいのですが、種も仕掛けもない曲芸には本当にハラハラします。それに、難しいことをいとも簡単に、あっさりとやっていしまうところも粋です。…

【江刺寄席】三遊亭王楽

ロケット団が爆笑を巻き起こした後は、【江刺寄席】のプロデューサーでもある三遊亭王楽さんの出番です。藤色の着付に紺の袴が似合っています。 マクラは短く、噺に入りました。甚五郎もののようです。「三井の大黒」かな、と思っていたら違いました。「竹の…

【江刺寄席】ロケット団

かっ好さんの後は若手漫才コンビ、ロケット団の登場です。テレビにもよく出ているロケット団ですが、普段は寄席を中心に活躍しています。 前回は漫才がありませんでしたので、楽しみにしていたお客さまも多かったのではないでしょうか。実は私、【江刺寄席】…

【江刺寄席】開口一番

【江刺寄席】開演です。 開口一番は昨年に引き続き三遊亭好楽師匠のお弟子さん、かっ好さんです。 昼食のときに、彼に「今日は何演るの?」と尋ねたところ、まだ決めていないと言っていました。お客さまの年齢などを考慮し、高座に上がってから考えるのでし…

【江刺寄席】開演まで

当日の天気予報は曇後雨でした。4時に起床しました。雲が厚いなぁ、予報通りかな。 ところが明るくなるにつれて、風が雲を吹き払い日が出てきました。どんど晴れ、です。 スタッフは11時にささらホールに集合しました。玄関ホールでミーティングです。初…

ご来場ありがとうございました。

本日はATCのメセナ事業、第二回【江刺寄席】にご来場いただき、誠にありがとうございました。 終演後、主任の三遊亭歌武蔵師匠が「いいお客さまでした」と実感を込めて話していましたが、みなさまの笑い声や拍手の後押しで、今年も楽しい【江刺寄席】を作…

【江刺寄席】でお待ちしています。

明日はいよいよ第二回【江刺寄席】、天候が心配です。 昨年は初めてのことでしたので、高揚感と緊張で、前日から異常に張り詰めた気持ちでいました。 今年はそのようなことはありませんが、当日になりましたならまた変わってくるのかも知れません。 明日、江…

恥ずかしいミス

4年前、第4期の決算で大きなミスをしてしまいました。 その期中にATCは初めて建物を取得しました。江刺第二工場です。第一工場は賃貸でした。 私は何も考えず、以前そうした通りに定率法で減価償却をしました。ところが税法に変更があり、建物は定額法…

眺める

前期の伝票入力はほぼ終わりました。これから、仕訳違いや入力ミスをチェックします。 それがすめば決算終了まではあと僅かなのですが、私はここで一呼吸入れることにしています。そして、できあがった通期の試算表を眺めるのです。 この<眺める>が、私に…

1350kcal

今日のお題を見てピンときたかたは、話題の本、岡田斗司夫「いつまでもデブと思うなよ」を読んでいますね。 この数字、50〜69歳男性の基礎代謝量なのです。岡田氏によると「摂取カロリーは自分の基礎代謝量ギリギリあたりが、最も効果よくやせられる」そうで…

小橋建太復帰!

昨日、プロレスリング・ノアの中継を録画で見ていたのですが、冒頭で嬉しい発表がありました。 小橋建太選手が復帰するのです。12月2日の武道館大会のリングに、小橋建太が帰ってくるのです。 リングアナウンサーの読み上げる小橋選手からのメッセージを…

デジカメ故障す。

【江刺寄席】席亭の私は、当日は写真係を兼務しています。 会場でストロボは使用できませんので、昨年はレンズの明るい(F2.0)デジカメを三脚に固定し撮影しました。ところが、そのときに使ったカメラが故障してしまいました。 大型のカメラなので普段はほ…

【江刺寄席】まで一週間

ATCのメセナ事業・第二回【江刺寄席】まで、あと一週間となりました。 開場は13時30分ですが、前回は11時頃にいらしてくれたお客さまがありました。申しわけないのですが、早めにお越しになっても会場の準備がありますので、ホール内に入っていただ…

減っていく小売店

昨日、ちょっとした文房具が必要となり、旭亭の近くの店に買いに行くことにしました。 会社で使う事務用品は宅配の業者を使っていますので、文具店に行くことはめったにありません。その店にも1月に行ったきりでした。 文具店の近くに来ると、シャッターが…

じんときちゃうなぁ。

先日書きましたシンシアと小柳ルミ子のベストアルバム、ウォークマンで聞いています。 どちらのCDも2枚組で、全部の曲は無理ですが、1枚目に入っている曲は歌えるくらいに覚えていました。それにしても、たくさんのヒット曲があったのですね。 なぜかシ…

騒音の中で

工場から棚卸表が届き、決算業務も一段と忙しくなってきました。 ATCには事務員がいませんから、決算は私ひとりで行わなければなりません。でもこの道ン十年の私ですから、なじんだ道を口笛を吹きながら歩いているようなもので、こめかみに青筋を立てて帳…

広がっていく本の世界

先月の日本経済新聞読書欄に連載された三浦雅士「半歩遅れの読書術」を毎週楽しみにしていました。今まで、このコーナーで読書欲を刺激されることはなかったのですが、今回は違っていました。また、読みたい本が増えてしまいました。 白川静の本は何冊か読ん…

鼻が利かない。

朝起きて、何かヘンだと気づきました。 昨日は友人と飲んできましたが、酒はすっきりと抜けています。目は見えるし、耳も聞こえます。でも、私を包む世界が違うのです。 匂いがしません。鼻が利かなくなっているのです。 目には自信がありません。近視、老眼…