川村湊「牛頭天王と蘇民将来伝説」を読んでいます。まだ三分の一くらいのところなので、感想を述べるまでには至っていません。
恥ずかしいことに(まいどのことですが)、私はこの本で初めて<祇園信仰>という言葉を知りました。祇園−舞妓はん−京都−八坂神社という連想まではするのですが、八坂神社の祭神さえ知りませんでした。ましてや八坂神社が明治初年までは祇園社と呼ばれていたとは、驚くばかりです。
しかし知ってみると、私の周りには<祇園(牛頭天王)信仰>に関わりのあるものがたくさんあることがわかりました。
先ずATCの日野本社の近くには八坂神社があります。ここもかっては祇園社で、牛頭天王を祀っていました。
また江刺工場のある奥州市は蘇民祭が盛んです。水沢区の黒石寺の蘇民祭が全国的に有名ですが、そのほかにも三箇所で蘇民祭がおこなわれています。蘇民祭に参加し、「蘇民将来之子孫也」の護符を手にしたことのある社員もいます。*1
さらには、私が旭亭に引っ越す前に住んでいたのが<八王子>市なのです。
牛頭天王、その子である八人の王子、牛頭天王に一夜の宿りを提供した蘇民将来と、私は<祇園信仰>に囲まれて生活していたのです。
- 作者: 川村湊
- 出版社/メーカー: 作品社
- 発売日: 2007/08/28
- メディア: 単行本
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