ＡＴＣでは創業時からソリマチの会計ソフトを使用しています。会計ソフトにしては重く、いらいらすることもあるのですが、８年も使っていると愛着がわき、ほかのソフトに乗り換える気はしません。ただ、毎年バージョンが変わるのはいいとしても、そのたびにデータ形式も変わることだけは感心できません。
昨日、そのソフトを起動すると、データが見つかりませんとのメッセージが表示されました。データを手動で選択してもダメです。どうやらデータがクラッシュしたようです。
データがクラッシュしたり、誤って削除してしまうことは、パソコンとゲーム機ではよくあることですから、この道ウン十年の私は、決して慌てたりしません。傍目には狼狽しているように見えたかもしれませんが、あれは、このようなときに普通の人が取る一般的な行動を演じただけです。まあ、パフォーマンスですね。*1
そのために、データをバックアップしているのです。社員にも、口を酸っぱくして「転ばぬ先のバックアップ」と言い続けてきた私です。抜かりはありません。
さて、おもむろにバックアップ用のＭＤを取り出し、涼しい顔でデータの復元に取りかかりました。数分でデータは復元しました。
ところが、１週間前までのデータしか入力されていません。おかしいな、金曜日にバックアップしたはずなのに‥‥。
そうか、金曜日は決算作業をしていたので、前期分のデータのバックアップはしたけれど、今期の分は忘れていたのです。完全無欠の私としたことが、決算が終了したことに浮かれて、日常の業務を怠っていたのです。
証憑と預金通帳をもとに、ひとつひとつ入力するしかありません。やれやれ、月曜日からこれだよ。
かくて会計データは復元されたのでありました。めでたし、めでたし。
*1:この部分は嘘の匂いがプンプンします。
