子供のころは人並みに世界一周旅行などを夢見ていましたが、十代の後半には大の旅行嫌いになっていました。
あの頃はちょっとした「旅」ブームでした。
中学時代の友だちだった女の子は憧れていたＪＴＢに就職し、休日を利用して日本国中を旅行していましたが、北海道で同じく旅行中だった京都の陶芸家の卵と知り合い、結婚しました。そんなエピソードはなんとなくその時代を映し出しているような気がします。
なぜ旅行嫌いになったのか、旅先で嫌な思いをしたからではないことは確かです。なにせどこへも行かなかったのですから。ですから私の場合は出不精になったというべきなのでしょう。
現在は毎月、工場のある奥州市に出かけていますが、これは旅行ではなく出張ですものね。
このところちょっとした問題を抱えて鬱々としていたのですが、どうやら解決の端緒につきました。ひとり温泉でのんびりしたいのですが、さてどこへ行けばいいものやら一向に思いつきません
