旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

祠の神、その後

8月7日の便りに「祠(ほこら)の神」のことを書きました。祠の神とは柳田國男が名付けた、氏神鎮守神以外の小さな祠に祀られた神のことです。近所に変わった名前の祠があり、たぶんそのようなものを指しているのだろうが、見に行くかどうか決めかねていると結びました。
その後、場所の見当はつけましたが行くことはありませんでした。ところが昨日、いつもの散歩コースを道ひとつ外して歩いていたところ、その祠に出会ってしまいました。私の予想した場所とは少々離れていたのです。
祠は横穴に作られていました。古代の横穴式墓地の跡というよりは、防空壕のように私には見えましたが、小さなものなのでそうではないでしょう。由来を書いたものなく、脇には「南無妙法蓮華経」と彫られた新しめの大きな石塔と、文字の定かではない小さくて古そうなそれが建っていました。また、道を挟んで廃屋のようなお堂もあります。
その祠について、調べるつもりはありません。