昨日の読売新聞夕刊で「キャデラック・レコード」の映画評を読みました。チェス・レコードの創立者、レナード・チェスとシカゴで活躍した黒人ミュージシャンの群像劇だそうです。
紹介写真にはふたりの男女が。ビヨンセの髪型で、すぐに彼女の演じる役がわかりました。私の大好きなエタ・ジェイムズです。
ジェイムズが1967年にマスル・ショールズのフェイム・スタジオで録音した中の一曲「Tell Mama」を聞いただけで、私は彼女のファンになってしまいました。発売したのはチェス・レコードです。
が、実はこの曲、ずっとジャニス・ジョプリンのオリジナルと思っていました。未発表曲を集めたアルバム「白鳥の歌」で、最後の、そして最高のバックバンドであったフル・ティルト・ブギーを従えたジョプリンの鬼気迫る歌唱を聞いていたからです。
その歌詞が、晩年に至るまで劣等感の塊であったジョプリンに、あまりにもピタリとあっていました。
今はどちらの「Tell Mama」も大好きです。
そしてなによりも嬉しいのは、エタ・ジェイムズが現在も元気で活躍していることです。
Tell Mama: Comp Muscle Shoals Sessions
- アーティスト: Etta James
- 出版社/メーカー: Mca
- 発売日: 2001/04/24
- メディア: CD
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