旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

プロレスリング・ノアという会社

プロレスリング・ノアは私たちATC創業の約1年後に旗揚げされた団体なので、ひとつの企業としても関心を持ち続けてきました。


全日本プロレスとほぼ変わらないメンバーを擁しながら、格闘技の聖地・後楽園ホールや武道館ではなく、本社を置くディファ有明という1000人規模の小さな会場をスタートの地としたことがそのきっかけでした。
もしかしたらトップレスラーでもある三沢光晴という人は、ただの看板としての社長ではないのかもしれない、そんな気がしました。
三沢は企業として通用するプロレス団体を作ろうとしている。


年に一度開催される選手会興行も、そう銘打っただけの通常の興行ではなく、選手たちが自分たちも楽しみながら手作りしたものに思えます。ポスターはイラストの上手な金丸選手が手がけたり、ぎこちない部分はあるのですがファンを大切にしたお楽しみ企画が毎回盛り込まれています。
また、怪我をして欠場している選手のケアもきちんとしていることも聞きました。
昨年、プロレス団体としては初めて株主に配当金を払ったことが報道され、私が当初考えたかったことは確信に変わりました。


今年になってプロレスリング・ノアは若手選手を中心としたイベント「セム」を開始しました。ディファ有明の半分を使用したこの興行は私には画期的なものに思えます。
入場料は3000円でおまけとしてプログラム替わりDVDが付きます。通常の半分の金額です。
さらに指定席はなしで客にシールを配り、開場時に自分の席を確保してもらう。これは自分でチケットを買ったものにしかわからない、とても嬉しいサービスです。
また、「セム」は若い選手たちにマッチメイクや収支計算など、プロレスの経営を学ばせる場でもあるそうです。


ノアはプロレスファンである私を楽しませてくれるだけでなく、企業の経営といった意味でもたくさんの刺激を私に与えてくれています。


7月16日のノア武道館大会、高山善廣の2年ぶりの復帰試合のタッグパートナーは欠場する小橋建太に代わり佐々木健介となりました。対戦相手は三沢光晴秋山準です。
プロレス馬鹿たちに乾杯!