旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

「ランボー全集」買っちゃいました。

青土社の「ランボー全集」(ISBN:4791791681)を購入しました。1200ページもあります。
結構な値段ですし、買ったとしても果たして読むのだろうかと、先月から立ち読みをして考えていました。今日で三度目、<馴染み>になりましたの思いきって買ってしまいました。


十代の頃からランボーの詩集はいろいろな訳で読んできました。原語版も買ったことがあります。でもランボーの詩がたまらなく好きと言うわけではなく、感心はむしろランボー自身にありました。
この全一巻の全集は読みやすい訳文と300ページ以上の詳細な注解で、私を一歩、ランボーに近づけてくれるでしょう。


「翻訳で詩を読むのかよ」という意見には、二十歳の頃に読んだ大岡信(おおおかまこと)の次の言葉を返しておきます。(引用ではなく記憶の中にあるものです。)
  詩の翻訳は可能か、と言う人に問いたい。「では詩は可能なのか」と。