旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

小鳩くるみ

今回の出張の往復では、マーラーを聞きながら永井荷風の「下谷叢話」を読んでいました。
下谷叢話」は荷風の外祖父である儒者鷲津毅堂漢詩人、大沼沈山の伝記で、鴎外の史伝を意識した文体で書かれています。
たぶんそのせいで、夢の中に童謡歌手、小鳩くるみが出てきました。


小鳩くるみの本名は鷲津名都江で、毅堂の弟、蓉裳のひ孫にあたります。が、夢は儒学とはまったく関係のないものでした。
あの三億円事件の数年後、小鳩くるみ(わしづなつえ名に変えていたときでしょうが)に犯人から自白の手紙が届き、彼女が犯人捜査に乗り出すという、荒唐無稽なミステリ調の夢だったのです。
で、結局犯人は、かなりのところまで肉迫したのですが、わからずじまいでした。


どちらかというと、私はくるみちゃんよりも(松島)トモ子ちゃんの方が好きだったな。
昨日は鷲津名都江さんの誕生日でした。