旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

伊勢湾台風

台風12号が接近しています。私の記憶に残る台風といえば何といっても1959年の伊勢湾台風です。
隅田川の近くの私の住む地域には、床上浸水の恐れありとの警報が出ました。まず、どの家も畳を1箇所に積み上げました。平屋に住む一家の主たちはその畳の上で夜を過ごすのです。
女性と子供たちは二階のある家に避難です。下町の気安さで、断る家はありません。母と私と弟も、斜前の家に避難しました。隣家も一緒です。
子供たちはキャンプ気分で大はしゃぎです。ということで、私のとってそれは楽しい思い出なのです。相米慎二が映画「台風クラブ」で描いたように、台風は子供たちに高揚感を与えるものなのでしょう。
予報通りの大雨となりましたが、床下浸水ですみました。でも、町を被った汚水は一日では引きませんでした。