旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

私が死刑廃止を望まないのは

私は死刑廃止論者ではありません。ある未解決の殺人事件の犯人がどうしても許せないからです。
それは95年7月30日に起こった事件で、八王子スーパー強盗殺人事件と呼ばれています。
事件当時、私は現場の近くに住んでいました。あちこちで盆踊りがあり、サイレンの音が何度も聞こえたその暑い夜のことは今でも覚えています。
スーパーマーケットで働く三人の女性が、閉店後に拳銃で殺されました。そのうちの二人は高校生のアルバイトでした。一人の高校生は、私の娘たちも通った中学校の卒業生です。
高校生たちは口を粘着テープでふさがれ、至近距離から後頭部を撃たれて死んでいました。売上金が目的だったのか、中年の女性は金庫のそばで亡くなってしました。しかし、金庫は閉まったままで、金品は死者たちのものも含めて一切盗まれていませんでした。
私はその殺され方に衝撃を受け、犯人の逮捕と処刑を強く望むようになりました。
何度も有力情報が寄せられたという報道がありました。昨年の暮れにも、犯人を知っているらしい中国人がカナダから日本に身柄を移送されましたが、解決に向けての進展はありませんでした。