旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

資金繰表は財産です。

今日は珍しく経営の話を少々。


私がATCを経営するうえで最も参考にしているものは、毎月のバランスシートと資金繰表です。どちらも、どこの会社でも作成しているありふれた書類です。
損益計算書は経営にとってはさほど役にたちません。とりわけ試作業では、過去数期の損益計算書の同月比較表などを作成してもなんの参考にもなりません。


資金繰表は以前勤めていた会社で、借入の資料にと某銀行から提出を求められた書式を使っています。これなら万が一、借入の必要が生じたときにそのまま使えるからです。
逆説のようですが、資金繰表を使って資金繰をしているような会社に未来はありません。
私は資金繰表を、設備投資や人員の拡充をするべき時期を決めるために使っています。いくら攻めの経営がしたくても、資金が追いついてこなければどうしようもありません。金融機関に頼るのは最後の手段です。


今期は久しぶりにATCにとっては大きな設備投資をしました。実は来期に計画していたものなのですが、バランスシートと資金繰表から前倒しすることにしたのです。
来期は思い切った人材の投入を計画していますが、その時期ももちろん2枚の書類から導き出されました。


9枚の資金繰表は私の大切な財産です。