旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

寝っ転がって読みたいけれど

今日は終日、「1968」を読んで過ごしました。2009年は「1Q84」ではなく、「1968」が出版された年として記憶されることでしょう。
しかし「1968」にも欠点があります。あまりにも分厚いので、ソファーに寝っ転がって読むことができないのです。


私は、ノートをとるときは別ですが、内容に関係なくソファーや畳の上で死にたいじゃなくて、寝転んで本を読みたい派に属しています。小林信彦さんも同士のようで、心強い限りです。
旭亭に畳の部屋があったり、分不相応のソファーが置かれているのも、すべてこのためなのです。


で、本を読んでいると、それがどんなにおもしろくても必ず眠くなりますのから、そのままうたた寝をするのが私の唯一の健康法です。
最近になって本を持ったまま寝るという、非常の高度な技を身につけることができました。
ですが、これはとても危険な技ですから(下手をすると本の下敷きになって大怪我をします)みなさんは決してマネをしてはいけません。本フェチの方からは、「稀覯本を落として角が1ミリへこんでしまった。273万円弁償しろ」などという請求があることも予想できますので、厳重に注意しておきます。あとは自己責任だからね。


「1968」読書対策として、私は(机と書棚がある狭義の)旭亭でそれを読み、眠くなるとソファーのある別室に移るという、「(仮称)空間移動法」という技法を新たに開発いたしました。こちらは、ご一報なくマネしてくださって一向にかまいません。