旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

クラシックも新録音で

かっての名盤のボックスセットもいいのですが、新たな発見はありません。ぞくっとするような感動もたまには味わいたいものです。
イザベル・ファウストとアレクサンドル・メルニコフによるベートーヴェンのヴァイオリンソナタ全集はその期待に応えてくれました。


ジャケ買いでした。ふたりの演奏は一度も聞いたことがありません。それに私はベートーヴェンのヴァイオリンソナタをさほど聞きこんでいません。モノクロのバストショットを見て、くらっときちゃったんです。


今までに聞いたことのない演奏でした。うまく言えないのですが、ベートーヴェンソナタを聞いているのではなく、新しい音楽が生まれる場に居あわせたような思いがしたのです。
知らない曲を聞くときには、まれにこんなことがありますが、知っている曲で、ましてやベートーヴェンでこんなことがあるなんて、グールドのソナタクライバー(息子の方ね)の交響曲を聞いたときにもなかったのに、本当に驚きました。


こんな出会いはめったにあることではありませんが、クラシックの新録音にも注意を払うことにいたします。


ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ集(全曲) (Beethoven: Complete Sonatas for Piano & Violin) (4CD) [輸入盤]

ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ集(全曲) (Beethoven: Complete Sonatas for Piano & Violin) (4CD) [輸入盤]