旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

あんた誰?

立川のデパートの前で、出会い頭に私より少し若そうな男性から声をかけられました。
「よっ、久しぶり。」
彼は名のりましたが、見知らぬ人です。私が怪訝そうな顔をしていると、以前同じ会社に勤務していたじゃないかと言い、そのころの同僚の名を出しました。
が、会社名も私の名も彼は言いません。同僚のふたりというのも、彼の姓と同じでありふれたものです。どの姓の人も勤めた会社にいましたが、その組み合わせはありませんでした。
タカリかなと彼の顔をじっと見ていると、「すっかり忘れちゃったんだ」と捨て台詞をはいて、彼は去って行きました。
鬼瓦のような顔立ちで風体もよくない彼に、引っかかるような人はいないでしょう。人通りの多い街中ではカツアゲも無理です。とすると、彼は本当に元同僚だったのかな?


今日のお題は谷啓の歌からいただきました。この曲、スチャダラパーがサンプリングしています。