旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

師匠二人

昨日書きましたように、私は36歳でパソコンを使うようになりました。その頃、ビジネス街の書店ではMS-DOSの本が平積みになっていましたが、私には縁のないものと、手に取ることはありませんでした。それが転職によって一変したのです。
仕事に必要な一太郎Lotus 1-2-3をマスターし、家にもパソコンを置くと、もっとそれを活用したくなりました。親しくなった同僚で、プログラマーの方に相談すると「プログラム言語を学んだらどうでしょう。アセンブラと、もう一つは好みで選べばいいですよ」と言われました。それと、パソコン通信に加入することも勧められました。
私はそれに従いました。選んだ言語はPascalでした。プログラムは初心者で終わりましたが、それでも結構役に立ちました。またアルゴリズムは、直感頼りだった私をわずかに変えてくれたようです。
パソコン通信にはあまり書き込みはしませんでしたが、音楽再生ソフトの開発者からモニターを頼まれました。そのソフトは個人名で公開されていたのですが、仕事とも関係があるようで、その人の勤務先が製作したMIDIカードをいただきました。手に入れたばかりのモノクロ画面のノートパソコンにそれを挿し、愛用しました。とてもいい音でした。
同僚は会社をやめ、データベースの構築法などの本を何冊か出版しました。たまに会い、酒を飲むこともありました。