旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

「サン・ホセへの道」

NHK・BSの旅番組でサン・ホセが取り上げられていました。
サン・ホセという地名は、バート・バカラックとハル・ディヴィッドとの名コンビが作り、ディオンヌ・ワーウィックが歌って大ヒットした曲で知っていましたが、コスタリカ共和国の首都であることは知りませんでした。恥ずかしい話です。
「サン・ホセへの道」は日本でも多くの歌手によってカバーされました。私でも冒頭は英語で歌えるくらいです。
 Do you know the way to San Jose
 I've been away so long
ほらね。
歌詞は、サン・ホセで生れ、映画スターになりたくL.A.にやって来たけれど、夢はかなわず故郷へ帰ると続きます。サン・ホセには友だちも大勢いるし、土地も広く、居場所はどこにでもあるんだ、と。編曲はマリアッチ風です。
コスタリカ共和国永世中立国で軍隊もないそうです。町の人は「警官より教師の方が多いのさ」と言っていました。教育を大事にしている国なのです。
「サン・ホセへの道」がヒットしたのは1968年です。ベトナムソンミ村虐殺事件があった年で、それが報道されるとアメリカでは反戦運動が盛んになりました。兵役を拒否し、カナダに移住する若者も出てきました。「サン・ホセへの道」ヒットの背景には、そのような風潮もあったのではないかとふと思いました。