誇れる生き方はしてきませんでしたが、人を陥れることはなかったと断言できます。二十代で、自分は出世に縁のない人間であることがわかったからでしょう。
それをやった夢を見ました。周到に準備し、ものの見事に相手をそこに誘い込んだのです。夢の中の私はほくそ笑んでいました。
目が覚め、嫌悪感だけではなく、楽しかったとも思っている自分に戸惑っています。
オールマン・ブラザーズ・バンド
オールマン・ブラザーズ・バンドのライヴ演奏を聞いています。私は3期あるバンドのライヴの音源をそれぞれ2セット、全部で6セット持っています。
デュエイン・オールマンがいた第1期はフィルモア・イーストでの圧倒的な演奏がありますが、その前年のアトランタ・ポップ・フェスティバルの演奏もそれと甲乙を付けがたい出来です。ただ音はよくありません。後者の"Mountain Jam"にはなんとジョニー・ウインターが加わっています。フィルモアでも、LPレコードには入っていませんが(現在はすべての演奏を収録したCDがあります)、"Mountain Jam"は演奏されています。"Mountain Jam"はインスト曲で、どれもテーマが違っています。即興で作ったテーマによるジャム・セッションなのでしょう。以前は冗長でつまらなく感じられ飛ばし曲にしていましたが、聞き比べて楽しんでいます。
ディッキー・ベッツが中心となった第2期には残念な思い出があります。サンプラザでのコンサートのチケットをもらったのですが行かなかったのです。当時金儲けだけが目的のような往年のバンドの再結成が続き、オールマン・ブラザーズ・バンドもそのようなものと勝手に思い込んでしまいました。ベッツが作った名曲"In Memory of Elizabeth Reed"だけ聞ければいいと、軽い気持ちで行っていたならと悔やんでいます。
ウォーレン・ヘインズとデレク・トラックスを擁した第3期については何も言う必要はありません。2017年に亡くなったグレッグ・オールマンは、ヴォーカルだけではなくオルガン奏者としても優れていたことがやっとわかってきました。
見回り猫
この時期の早朝散歩で楽しいのは散歩する猫に出会えることです。寒くても暑くても猫って早朝にはあまり散歩はしません。
猫ドアを開け左右をキョロキョロ見ておもむろに歩き始めます。犬の散歩は飼い主もいて、いかにも運動って感じですが猫は違います。縄張りの見回りをしているように見えます。きっと「おっ、ちょっくら行ってくるぜ」と家の人に声をかけて出てくるのでしょうね。
財布を拾いました
早朝に革財布を拾いました。まるで「芝浜」です。落語と違って、私はそれを交番に届けてきました。(←自慢するようなことじゃない。)
ブランドものの長財布で厚みがありました。正直言うと、見つけた瞬間「見なかったことにしよう」と思ったのです。でも、私自身落とした財布が届けられ助かったことがあり、考えを改め拾いました。
謝礼と拾得者の通知はお断りしました。