旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

オールマン・ブラザーズ・バンド

オールマン・ブラザーズ・バンドのライヴ演奏を聞いています。私は3期あるバンドのライヴの音源をそれぞれ2セット、全部で6セット持っています。
デュエイン・オールマンがいた第1期はフィルモア・イーストでの圧倒的な演奏がありますが、その前年のアトランタ・ポップ・フェスティバルの演奏もそれと甲乙を付けがたい出来です。ただ音はよくありません。後者の"Mountain Jam"にはなんとジョニー・ウインターが加わっています。フィルモアでも、LPレコードには入っていませんが(現在はすべての演奏を収録したCDがあります)、"Mountain Jam"は演奏されています。"Mountain Jam"はインスト曲で、どれもテーマが違っています。即興で作ったテーマによるジャム・セッションなのでしょう。以前は冗長でつまらなく感じられ飛ばし曲にしていましたが、聞き比べて楽しんでいます。
ディッキー・ベッツが中心となった第2期には残念な思い出があります。サンプラザでのコンサートのチケットをもらったのですが行かなかったのです。当時金儲けだけが目的のような往年のバンドの再結成が続き、オールマン・ブラザーズ・バンドもそのようなものと勝手に思い込んでしまいました。ベッツが作った名曲"In Memory of Elizabeth Reed"だけ聞ければいいと、軽い気持ちで行っていたならと悔やんでいます。
ウォーレン・ヘインズとデレク・トラックスを擁した第3期については何も言う必要はありません。2017年に亡くなったグレッグ・オールマンは、ヴォーカルだけではなくオルガン奏者としても優れていたことがやっとわかってきました。