旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

使い続けて10年

この便りはテキストエディタを使って書いているのですが、「知子の情報」というソフトで保存しています。はてなダイアリーにはバックアップ機能がありますので、そちらを使おうかとも考えましたが、使い慣れたソフトに落ち着きました。


「知子の情報」はDOS時代からあるソフトですが、現在は販売されていません。私が使っているバージョンは登録ユーザーにダウンロードで無償提供されたものです。
「知子の情報」は文書管理ソフトで、ひとまとまりの文章にタイトルとキーワードを付けて保存するものです。キーワードは1文章につき28個まで登録できます。また、ファイルの添付もできますので、文書管理以外にも使い途はいろいろあるようです。
パソコン雑誌の「私の愛用ソフト」というような記事で、たまに「知子の情報」の名前を見かけることがありますが、そんなときは嬉しいものです。


私にとって「知子の情報」は日記ソフトです。実はそれ以外に使っていませんでした。
「知子の情報」で日記をつけ始めたのは1996年2月21日のことで、そこには二女の高校受験のことと、前日に武満徹が膀胱ガンで死去したことが記されています。ですから10年以上このソフトを使い続けていることになります。
「知子の情報」で書いた日記の便利なところは(当然ながら)検索機能です。たとえば久しく会っていなかった友人と会うので前回会った日を知りたいときには、名前を入力し検索すれば、その名前のある日記一覧が瞬時に表示されます。その名前をキーワードにしていなくても、全文検索機能がありますから大丈夫です。
そんなことテキストエディタでもできるじゃないかと言われそうですが、私の日記を例に取りますと、タイトルを付けられてた4000近くの文章がひとつのファイルで保存され、それらの文章をひとつのファイルのように呼び出せるわけですから、使い勝手は数段違います。
呉智英が「読書家の新技術」で公開している読書カードを、「知子の情報」で作ってみたことがあります。しかし実用化には至りませんでした。本を読むときには、必ずパソコンがそばになければならなかったからです。