旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

昔の友とホッピーで

昨日は二十代のころからつきあっている友人と飲んできました。彼と会うのも久しぶりでしたし、居酒屋へ行くのも二十日ぶりでした。(たった二十日と笑うなかれ。居酒屋好きの私としては異例のことなのですぞ。)焼鳥とホッピーという黄金の組合わせを味わいながら、話に花を咲かせてきました。
私より少し年上の彼はあと二年で定年を迎えるそうです。ほかに類のない仕事に就いていますので、定年後も嘱託として雇用してもらえるはずですが、下のお子さんは定年時にはまだ学生なので不安もあるのでしょう。が、彼はとても元気でした。一時は声に張りがなくなり、血糖値も高いということで心配していたのですが、そんな気配はまったくありません。
訊けば四月から通信制の大学に入学したとのこと。驚きました。彼は都内の大学を中退しているのですが、こんど入学したのはそこではありません。
「前のときは授業に出ても、ただそこにいるだけでよかったんだ。今度は、授業は週に一度だけれど、レポートの提出があるから手が抜けないよ」と言って、彼はメモや付箋紙が貼りついた社会学の教科書を見せてくれました。
昨日も書きましたように、私自身は大学に行こうとは考えていませんが、彼の決断はよしとします。
この年齢だから学びたいことってあるんだよね。高校生のころに読んだ「大学は一度社会に出てから行くべきだ」というジョン・レノンの発言を思い出しました。