旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

AIとの遭遇

AIの夢を見ました。
私は経営者でした。ビルの管理会社から電話があり、少し長い話をしました。相手はとても聞きやすい声の女性でしたが、話をするうちに人間ではないと気づきました。
その日からビルの様子が変わりました。ドアの前に立つと何もしないのに解錠され、席に着くと誰も居ないのにとびきりおいしいコーヒーが出てきます。事務所がまるで生きもののように感じられました。
仕事も変わっていきました。それまで私がやっていた日常業務は誰かが(何かが)すませているのです。金融機関の入出金の確認や残高、前日の売上金額等が望むときにディスプレイに表示されます。
私の独り言を誰かが(何かが)もらさず聞き、吸収しているようでした。私の考えを先取りするような提案とそれを支える資料が、どこからかもたらせられました。
「これはAIがやっているのだろう。ここまで使えるものになったのか。」
自分はもう必要ないと、悲観的にではなく思いながら、眠りに落ちていきました。