旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

小説の読み方

最近、小説をあまり読んでいません。知りたいことが多くて、そのための本を優先するようになったからです。それに気づくと、小説から読書が始まった私です、猛然と小説が読みたくなりました。書棚に未読の本はたくさんありますが、読んでいない小説はあまりありません。
どれにしようかと迷うことなく、魯迅を選びました。そしてゴーゴリ。何十年ぶりでしょうか。どれもめちゃくちゃに面白い。それらを楽しみながら、小説の読み方について考えていました。
昔読んだ小説を、私はその頃のようには読んでいないようなのです。歴史について知るようになったこともありますが、読み方自体が違っています。それによって小説は別な面を見せてくれるようになりました。読み方がどう違うのか、ぼやっと見えかけてはいるのですが、きちんと言葉にしてみたくなりました。それには、今まで考えたことのなかった、小説の歴史についても知る必要がありそうです。