旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

暑い日にふと思い出したこと

熱中症を用心して昼間は出かけないようにしていますが、今日と先週に一度、用事があり外出しました。あまりに暑く、熱中症寸前でした。
古いテレビドラマを思い出しました。近衛十四郎と品川隆二のバディもの時代劇、素浪人シリーズの中の一作で、主人公が月影兵庫なのか花山大吉だったのかは忘れてしまいました。原作者からクレームがあり、主役名だけを変えて継続させた作品なので、私の中では区別が付かなくなっています。
近衛と彼を狙う刺客が、そうとは知らずに親しくなります。酒を酌み交わしているうちに嫌いなものが話題となり、刺客は夏の暑さと答えます。季節はちょうど夏のさなかです。最後に倒された刺客はにこりと笑い、「これでやっと夏と縁が切れる」と言って死んでいきます。
見終えたとき、刺客に「よかったね」と声をかけたくなりました。暑さが心から苦手な人にとっては、それが悪くはない贈りものと思えたのです。
(映画『夜の大捜査線』と書いた方がかっこよかったかな?)