旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

曲尺(かねじゃく)

曲尺で目盛の打たれた不思議な測定具を持った棟梁風の老人と旅をする夢を見ました。
その測定具は曲尺一尺(約30.303cm)の長さの黒い物差しを何枚も繋いだものです。それを使えば測れないものはないと、棟梁は豪語していました。
棟梁の格好はもちろんどんぶりにぱっちで、どんぶりの内側から測定具を取り出し、たちどころにどのような形状でも外周を正確に測ってしまうのです。そしてにやりと笑い「古いものを馬鹿にしちゃいけねえ」と決めの科白をつぶやきます。
私が若いころ働いていた職場では鯨尺(約37.88cm)が用いられていました。当時は売ることを禁じられていたはずですが、なぜかいつも補充されていました。