毎年、冬のファッションバザールでは何か買い物をしているのですが(昨年はマフラーを2枚買いました)、膝の痛みのせいで今年はまだ行っていません。コートが欲しかったんですけど、もういいものは売れてしまったでしょうね。
そのせいか、バーゲンの夢を見ました。場所は原宿。私の行く立川のそれより、グレードがずっと上のようでした。
すべて架空のブランドでしたが、小さなブティックがひしめいていました。私のような年齢の客はいません。冬物バーゲンのはずなのに、売られているのはどれも春の服のように色が鮮やかです。どのように着たらいいのかわからないものもあり、見ているだけで嬉しくなっちゃいました。
しかし私の着られる服はなく、楽しそうに買い物をする若い人たちを眺めるばかりでした。似合わなくても、買っちゃえばよかったのにね(どーせ夢なんだから)。
晩年の植草(甚一)おじさんみたいに、人目を気にすることなく好きな服を着てもいいのではないかと、最近考えるようになりました。神田や新宿でお見かけする機会がよくあり、話しかけてくれたこともあったのです。
そうそう、江刺には山吹色のセーターに臙脂色のダウンのコートで出かけたのですから、実践していなくもないのかも……。