旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

服を買う。

昨日は服を買いました。
「おしゃれをするぞー」と二度ほどこの便りで宣言をしていますが、いっこうに実践はしない私で、今回もごくあたりまえの普段着を買っただけです。


三十代のはじめのころから、服を買うことがとても楽しくなりました。ちょうど、社会人生活にも慣れ、スーツがひととおり着こなせるようになった時期にあたります。
なんだか自由に服を着こなせるようになったのです。色にしても着こなしにしても、一線を越えなければなんでもありなんだと思えてきたのです。
センスのいいスタイリストである友人の影響もありましたが、色彩に対する自分の感性には自信がありました。
もちろん、お金がありませんから高い服は買えません。職場に近い銀座の松屋デパートのバーゲンに、よく足を運びました。1階のコム・デ・ギャルソンは覗くだけです。
狙い目は見本品です。製品化されなかったもので、ダサダサか一歩先を行っている服が破格値で買えます。
カルヴァンクラインやニューヨーカーのジャケットを何着か買いました。(今ではあたりまえの着こなしになっていますが)これにジーンズやパーカーを組み合わせるのです。


四十代になると、冒険ができなくなりました。お金も少しは使えるようになったので、Jプレスやオーダーのスーツを着ていました。たまに遊び心がおきると、ものすごく古いスタイルのスーツを探しました。
で、五十代も後半になった今は‥‥、ご想像の通りです。
体型からいくと和服が似合いそうですが(デブなだけだよ)、それを求める気はありません。