旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

この結末しかないんだろうね。

傑作揃いの冬のテレビドラマですが、最終回を迎える作品が増えています。
だいたいが結末を予想できます。でも、それがまったくできなかったドラマがありました。NHKの「書店員ミチルの身の上話」です。
高良健吾演じる竹井が不気味すぎて、これはホラーなのではないかと思ったこともありました。最終回の直前に語り手であるミチルの夫(大森南朋)がやっと登場し、「待ちかねたぞ」という思いと、残り一回、おまけに三十分で解決がつくのかを心配する気持ちが交錯しました。
夫の過去にはびっくりしましたが、納得のいく最終回でした。当たり前すぎて、拍子抜けしないでもなかったのですが。たくさんの死者に囲まれたミチルは幸せになれるのかな。
ミチルの同僚役の安藤サクラ、よかったです。あんなにいい友だちがいたのに、ミチルときたら……。