旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

「神様のボート」の音楽

NHK・BSプレミアムのドラマ「神様のボート」の音楽がすてきです。
宮沢りえが演じる主人公・葉子はコンサートピアニストをめざしていました。ショパンやリストを弾くのが定番でしょうが、彼女が好きなのはバッハです。
葉子の母(丘みつ子)がグレン・グールドの「ゴールドベルグ変奏曲」を聞くシーンがありました。ターンテーブルにのっているのは旧録音のオリジナル盤でした。
葉子は師の前でグールドのスタイルで25番目の変奏曲を弾き、それを指摘され、直されます。その後、この曲がドラマの通奏低音のように流れるのです。
「イタリア協奏曲」も使われています。有名な第一楽章ではなく、それとはまったく趣の違う第二楽章で、ゴールドベルグの25番と共鳴しているかのように感じられます。
エンディングは畠山美由紀の歌う「ハレルヤ」。レナード・コーエンの曲です。私はk.d.ラングによるカバーが好きで、畠山さんの歌唱もその影響を受けているようです。
私、十代のころのりえさんとお会いしたことがあります。